
自然環境の保護
住民が一体となって、絶滅に瀕する動植物の保護を行っている。国立公園を厳しく規制したり、一部を開放して自然と人との共存を図ったり、ユーカリ苗の植樹でコアラの保護をしたり、観光客も巻き込んだ保護活動を実施。世界遺産に登録されている場所以外にも、 550以上の国立公園と6000の保護区がある。国立公園
環境保護とさまざまな生物を保護するため、オーストラリア政府によって保護制度が試行されている。全国自然保護制度は、必要に応じて特定の地域を保護区に指定し、多くの国立公園を誕生させた。この目的は、絶滅の恐れのある種や生態系を育成するというもの。また、国立公園のほかにも保護区に指定され、積極的に保護活動をしている地域もある。保護地域を指定する計画は、今後も特別委員会によって優先的に作業が進められる。
現在、州や準州、特別地域などが管理している国立公園は550以上。部分的に観光客に開放されている国立公園がある一方で、立ち入りを禁止して厳しく保護されている国立公園もある。国立公園以外にも6000の保護区があり、オーストラリア大陸の約11%に当たる90万k㎡以上が保護下になっている。グレート・バリア・リーフやカカドゥ国立公園、タスマニア原生国立公園、ウルル・カタ・ジュタ国立公園などは、世界遺産にも登録されている。
エコツーリズム
自然や環境保護の意識が強く、1000以上の各種保護団体で約80万人のメンバーが活動している。オーストラリアでは豊かな自然に触れることができると同時に、自然を守るための保護活動を学ぶことができる。自然と共存しながら観光資源として生かす「エコツーリズム」の理念も浸透。自然は自然のままに、ゴミは持ち帰るなど、美しい自然を守るための行動は、オーストラリア人にとっては当然の行為。そうした自然の素晴らしさと、守る大切さを実体験として感じることができる。コアラ保護のための植樹
絶滅の危機に瀕している動植物が多く、コアラもその中に含まれている。土地開発でコアラの主食であるユーカリの木が伐採されるなど、環境破壊もその一因。オーストラリアコアラ基金などの各種保護団体が、絶滅を防ぐために基金を募り、コアラが食べる限られた種類のユーカリ苗を植樹している。
このユーカリ苗を植樹する「救済ツアー」があり、修学旅行で体験することも可能。救済ツアーでは、自然の生息地で野生コアラを観察、ユーカリ苗の植樹、植樹記念のプレート設置、基金への協力証明書などが組み込まれている。







