
砂漠
オーストラリア大陸の約70%が砂漠性気候帯に属する。大陸の中央部から西オーストラリア州にかけてほぼ網羅され、観光地として名高いウルル(エアーズ・ロック)はここに当たる。ノーザン・テリトリーの大陸中央部は、鉄分を多く含んだ土が酸化して赤茶けて見えることからレッド・センターと呼ばれる。砂漠性気候帯ではほとんど雨が降らず、年に1、2回程度。非常に乾いた土地に、突然現れるウルルやカタ・ジュタ(マウント・オルガ)、ピナクルズなどの奇観は、自然が作り出した芸術品なのかもしれない。
ウルル・カタ・ジュタ国立公園
ノーザン・テリトリーにあるウルル・カタ・ジュタ国立公園は、世界遺産に登録されている。周囲9.4km、高さ340mの巨大な一枚岩がウルル。見る者すべてを圧倒する存在感だ。この周囲には、はるか昔からアボリジニの部族の一部が住み、ウルルを聖地として崇めてきた。
日の出から日の入りまで、刻々とその色合いを変化させる姿は神々しいほど。特に岩壁に夕日が映え、真っ赤に染まる夕暮れ時は感動のひと言。ウルルとは、アボリジニの言葉で「日陰の場所」を意味する。
カタ・ジュタは、ウルルから50kmあまり離れた西オーストラリア州との州境近くにある。3500haの総面積に大小36個の巨大な岩群がそびえ立つ。最も高い山がマウント・オルガで標高546m。カタ・ジュタもアボリジニの一部部族の聖地で、特に東側のエリアは男性の聖地としてアボリジニの女性も入ることが許されない。カタ・ジュタとは、「たくさんの頭」を意味するアボリジニの言葉。
→ Uluru Kata Tjuta National Park(英語)![]()
→ 体感するオーストラリア世界遺産「ウルル・カタ・ジュタ国立公園」
ピナクルズ
パースの北約250km、インド洋に面したナンバン国立公園の一角に、風化した石灰岩層の塔のような奇岩が乱立している。黄砂の中に立つ石灰岩塔は荒野の墓標とも称され、不思議な風景だ。奇岩は大きいものでは4mに達する。現在も風化が進行しており、その姿を変化させている。ナンバン国立公園には、世界最古の生物ストロマトライト が生息する塩湖や巨大なランセリン大砂丘もある。
→ Nambung National Park (Pinnacles) (英語)
アクティビティ
ウルルは頂上に登ることができる。かなりの急勾配で日差しや風も強く、午前中の涼しい時間に登るのが一般的。所要は約1時間。体力に自信がなければ、ウルルの周りにある平坦なマラ・ウォーク(往復2km)に参加しよう。洞窟や壁画、ロックホール、植物などが観察できる。ラクダに乗ってサンセットを見に行くキャメルライドもある。カタ・ジュタでは全長6.4kmの風の谷ウォーク、往復1時間程度のオルガ渓谷ウォークなどが体験できる。 ピナクルズでは、石灰岩塔が無数に広がる砂漠地帯を歩いてみよう。
関連リンク
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国土・地質 地球誕生の歴史を垣間見ることができる珍しい地層や奇観の紹介。
オーストラリアの気候と特徴 月別最高気温や最低気温、服装のアドバイス等。
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