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知る・学ぶ(オーストラリア政府観光局)

山・渓谷・奇岩

オーストラリアには際立って高い山はないが、人を寄せつけない深く落ち込んだ渓谷、切り立った崖、未踏の大地、激しい流れの川、野生の動植物など、ダイナミックな造形美を見せてくれる。シドニー郊外にあるブルー・マウンテンズ地域、島の3分の1が国立公園に指定されているタスマニア島、奇岩群バングル・バングルを擁するパヌルル国立公園など、オーストラリアはスケールの大きな自然に満ちている。

ブルー・マウンテンズ

ブルー・マウンテンズ(オーストラリア政府観光局)

シドニーの西数十キロからさらに西に100kmほどの幅で広がっている、分水嶺の一部をなす台地上の山地。1959年、2000kmを超えるエリアがブルー・マウンテンズ国立公園に指定された。2000年には世界遺産にも登録されている。ユーカリの大森林から発生する霧状の油分が太陽に輝いて青い霞を作ることから、ブルー・マウンテンズと名付けられた。

先住民アボリジニが約1万4000年前から住み着いたと言われ、アボリジニの伝説も多く、奇岩スリー・シスターズもその1つ。幅広い気象条件がそろうため、1000種以上の植物が生息し、そのうち132種は固有植物。青い霧を作ることから名前の由来となったユーカリは、全種のうち13%が確認されている。自然遊歩道も整備されているので、森の中を歩くブッシュ・ウォーキングには挑戦したい。

Greater Blue Mountains(英語)
体感するオーストラリア世界遺産「ブルー・マウンテンズ」




タスマニア

タスマニア(オーストラリア政府観光局)

オーストラリア本土の南に位置し、島全体がタスマニア州となっている。島の3分の1が国立公園に指定され、大陸とは違った景観を見ることができる。景色だけでなく、水と空気は世界一きれいと言われ、地球上で最も環境汚染の少ない場所。農作物や魚介類のおいしさでも知られ、農漁業は観光とともに重要な産業である。

タスマニア原生地域は、氷河が削られてできたU字谷やダイナミックな急流、針葉樹の原生林、美しい水をたたえた湖などを有し、世界遺産にも登録されている。特にクレイドル・マウンテンはトレッキングコースが整備されおり、透明感のある自然景観を間近で見ながら歩くことができる。

Tasmania Wilderness(英語)
体感するオーストラリア世界遺産「タスマニア原生地域」




パヌルル国立公園

パヌルル国立公園(オーストラリア政府観光局)

西オーストラリア州の最北部キンバリー地区にある。奇観が広がる秘境で、2003年には世界遺産に登録された。その象徴となるのがバングル・バングル。アボリジニの言葉で砂岩を意味し、灰褐色とオレンジ色のストライプ模様が織り成す自然の造形美は圧巻。約3億5000万年前に堆積した砂が地殻変動に合わせて隆起し、風雨の浸食によって現在の珍しい景観になったとされる。

パヌルル国立公園では、ロックアートなどのアボリジニ文化や古代生物の化石を巡るウォーキングツアーをはじめ、4WDドライブや遊覧飛行などが体験できる。

Purnu National Park(英語)
体感するオーストラリア世界遺産「パヌルル国立公園」




アクティビティ

アクティビティ山や渓谷、原生林では、森の中を歩くトレッキングやブッシュ・ウォーキングをぜひ体験しよう。国立公園などでは、環境を損ねないようにボードウォークが敷かれ、30分から数時間に及ぶコースが整備されている所が多い。動植物の植生や生態を専門ガイドから解説してもらうアレンジも可能だ。

ブルー・マウンテンズには、シーニック・ワールドもある。これは、最大傾斜52度の急斜面をジェットコースターのように谷底目指して降りていく炭鉱鉄道「シーニック・レイルウェイ」、往復6分間の水平ロープウェイ「シーニック・スカイウェイ」、急角度のロープウェイ「シーニセンダー」の総称。それぞれの駅を結ぶ遊歩道もあるので、ブッシュ・ウォーキングと組み合わせれば自然学習にもなる。


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