知る・学ぶ(オーストラリア政府観光局)

天体観測

植物南半球といえば、まずイメージするのが南十字星。日本では沖縄の波照間島など、見られる場所が限られている。南半球に位置するオーストラリアでは、南十字星のほか、日本では観察できない星座や星雲が夜空に広がっている。都市から少し離れれば、人工の光が届かない自然の中で、満天の星空に出会うことができる。

南半球の天空

北半球では目立たなかった星が明るく見えたり、見えない星座が天空に広がっていたり、普段日本で見上げる空とは違った星図が興味深い。特に、天の川は迫力。北半球とは比べ物にならないくらい、はっきり明るくその存在を誇っている。

星座の名前もユニークだ。大航海時代にヨーロッパ人が初めて遭遇した珍しい生物、17~18世紀に発明された道具を例えたものが付けられている。例えば、前者はカメレオン座やとびうお座など、後者はコンパス座や望遠鏡座など。
南半球では天の南極を中心に回っているため、日本とは違った形になっている星座もある。

南十字星

正確には「南十字座」という星座の中で、特に明るい4つの星を結ぶとクロスに見えることから南十字星と呼ばれる。全天88星座の中でも最も小さい星座だが、形が特徴的なのですぐ見つけることができる。
天の川の中にあり、4つの星のうち、2つが1等星、ほかも2等星と3等星でかなり明るく目立つ。ただし、この近くに「ニセ十字星」があるので要注意。本物の案内役になるのは、ケンタウルス座のα星とβ星。両者とも明るく、この星間を約2倍延長すると南十字星 にぶつかる。

南半球では、北半球の北極星のような南極星は存在しない。天の南極(真南)を知るには、南十字星の長い方の辺を結んで約5倍する。そのため、南十字星は指極星ともいわれている。

南半球の星空が学べる主な天文台

キャンベラ

ストロムロ天文台
Mount Stromlo and Siding Spring Observatory
ストロムロ天文台直径1.9mの望遠鏡など設備を整えて、さまざまな研究を行っている天文台。ビジターセンターで見学ツアーを受け付けており、研究成果などを学ぶことができる。

Mount Stromlo and Siding Spring Observatory(英語)
シドニー

シドニー天文台
Sydney Observatory
1858年に天体観測所として建てられ、現在は天文博物館となっている。天文学やその歴史に関する展示をしており、プラネタリウムも併設。ナイトツアーもあり、望遠鏡で実際に夜空を見ることができる。

Sydney Observatory(英語)

ウォロンゴング

サイエンスセンター・アンド・プラネタリウム
Science Centre and Planetarium
「電気」「変わりゆく地球」「エネルギー」「天体」などの各コーナーがある総合的な科学博物館。最新技術を駆使したプラネタリウムでは、現在の星空に加え、1000年前から1000年後の天体を映し出すことができる。映し出す天体は地球上のあらゆる観測地点のものが可能。

Science Centre and Planetarium(英語)