知る・学ぶ(オーストラリア政府観光局)

国防

国防国連加盟国の一員として、国際平和や安全保障、軍備縮小、人権保護、環境保護などへの支持を表明する一方、自国防衛と世界平和に貢献するためにオーストラリア軍を配備。陸・海・空軍を合わせて5万人以上が従事するオーストラリア軍の存在は、国家の安全保障に欠かせない重要なものとなっている。

国防の基本姿勢

オーストラリアでは、外的からの国防能力の維持、安全保障環境の促進を目的として軍を配備している。軍の任務は国家と国益の防衛だ。特に重視するのは、1996年にシドニー宣言で再確認された、アメリカとの 「ANZUS同盟」。そのほか、マレーシア、シンガポール、ニュージーランド、イギリス間で締結された5カ国防衛協定、ASEAN地域フォーラム、さまざまな国と締結してきた二国間・多国間安全保障の関係強化なども基本としている。
オーストラリア軍は、防衛戦力推進の指針として4つの任務を掲げる。その第一は、国家を確実に防衛すること。そして、近隣諸国の安全保障に対する貢献、国連軍への貢献を通じた権益の擁護、平時における国家任務の遂行である。これらの任務を遂行するにあたり、5万1500人以上の正規兵と1万9500人の予備役兵、220億ドルの予算が割り当てられている(2007年度)。

国防における科学と産業

オーストラリア軍が任務を果たすためには、それを支援する科学と技術が不可欠。国防を支援する機関としてオーストラリア国防科学技術機構(DSTO)があり、政府の重要な機構の1つとなっている。DSTOの役割は、国防に適用できる未来技術の調査、防衛資材調達の保証、新しい国防能力の開発、維持費削減による既存戦力の強化などが挙げられる。DSTOは産業、科学、技術の各界と緊密に連携し、国防産業の育成を支えている。国防産業は軍の装備品だけでなく、食料のケータリング、医療サービス、情報技術、建築に至るまで、多産業にわたる。航空宇宙、海軍艦艇の造船と修理、電子工学、陸上輸送車両を中心に、オーストラリア国内で推定1万9000人が国防産業に従事している。



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